目立たないが効果を感じやすいクロモリアクスルシャフト

フロントホイールをフロントフォークに、リヤホイールをスイングアームに、スイングアームをメインフレームに組み付ける。これらにはアクスルシャフトが用いられる。単にパーツを組み付けるだけでなく、さまざまな役割を担っている、黒子的な存在でもあるパーツだ。カスタムシーンでは純正よりも剛性・強度が高く、精度を追求したアクスルシャフトに交換するオーナーが少なくない。ちなみに素材はチタン（64チタン合金）とクロームモリブデン鋼（通称：クロモリ）になるが、前者は軽量になるものの価格が高額になるため、クロモリが一般的だ。

いくつかのメーカーからラインナップされているクロモリアクスルシャフトだが、特定の車種を得意とするショップが手がけているケースも。それが今回紹介するm-tech（エムテック）だ。同社はスズキの油冷GSX-Rのカスタム&メンテナンスを得意とし、純正パーツのリプロ品やカスタムパーツも多数リリースしている。そのえむテックが新たにラインナップに追加したのがクロモリアクスルシャフトだ。

設定されるのはリヤアクスルシャフトとピボットアクスルシャフトになる。リヤはGSX-R750（F・G・H・RR［85〜87］＝MTS-106とGSX-R1100（G・H・J［86〜88］）＝MTS-107で、ピボットはGSX-R1100（G・H・J［86〜88］）＝MTS=209。価格はMTS-106が5万5,000円で。MTS-107が5万3,900円、MTS-209が5万3,900円になる。