アクティブが展開するカスタムパーツブランドの”ゲイルスピード”から、取り付けピッチ100㎜仕様のラジアルマウント4ポットキャリパー『Elaborate フロント4Pラジアルキャリパー』が新登場。7月にデリバリー予定となっている。
従来、ゲイルスピードのラジアルマウント4ポットキャリパーは国産車に多い取り付けピッチ108㎜が用意されていたが、海外車や最新スーパースポーツなどに採用される100㎜ピッチに対応できるよう新設定。同時に従来の108㎜ピッチキャリパーの開発時には製品に取り入れられなかった要素が加えられている。
外観的な違いともなるのが、片側10本の放熱フィンだ。ディスクブレーキとは運動エネルギーを摩擦により熱転換することで減退させるためのパーツ。そのためブレーキ制動を繰り返すとキャリパーも非常な高温になり、その熱がブレーキ性能の低下を引き起こすこともある。そこでフィンを追加することで冷却性の向上を意図している。また熱が発生するブレーキパッドの効率的な冷却を図るため導風口も設けられた。
また、ディスクローターの対応厚も拡大するため開口部を8.5㎜に拡大し、最大7㎜厚のディスクローターにも対応させている。
ラインナップは締結力アップが期待できるチタンボルト仕様とSCMボルト仕様の2種類となる。
なお、取り付けピッチ100㎜採用車両の代表例としては国産車だとNinja ZX-10R(2016年以降)やZX-14R(2016年以降)、Ninja H2R(2015年以降)などとなるが、本製品は車種対応ボルトオン製品ではなく汎用品としてリリースされるので、取り付け時は各自サポートなどを用意いただきたい。
Elaborate フロント4Pラジアルキャリパー
価格:
チタンボルト仕様:左右各12万1,000円
SCMボルト仕様:左右各10万7,800円
※価格はすべて税込み