中高回転域でのフラットな出力特性を重視
ヨシムラジャパンからNinja ZX-6R用スリップオンマフラー、R-11サイクロンが発売される。テーパー形状のサイレンサーボディとカーボンを使用したサイレンサーエンドが独特な存在感を与え、もともとNinja ZX-6Rが持つレーシーなイメージをさらに引き立てることを追求している。
サイレンサーは小型ながらも音量規制に適合した政府認証・JMCA認定品。音量だけではなくエキゾーストノートの質にもこだわった一品となる。さらには専用サイレンサーステーを純正のタンデムステップに沿うように設定し、サイレンサーを可能な限り車体側に追い込むことでバンク角確保も重視する。
小型化したことで重量は純正比で約60%という軽量化を達成。純正が5.0㎏なのに対してR-11チタンカバーモデルなら2.0㎏だ(数字はヨシムラジャパン調べ)。バイクの末端部分にあたるサイレンサーの軽量化はマス集中化につながり、運動性向上にも寄与する要素なので、Ninja ZX-6Rの性能をさらに高めることに貢献するだろう。
またパワーカーブが同社ウェブサイトで公開されているが、純正から大きくは変化がないものの、純正マフラー時だと中回転域で時おり落ち込むパワーが、よりフラットな特性になっているのが見て取れる。こういった特性を得て軽快な走りに磨きをかけているとのことだ。
主要素材はステンレス製になり、ラインナップはサイレンサーのカバー違いで3種類を用意。
適合は2009-12年式東南アジア仕様、2013年式東南アジア仕様、19-20年国内仕様となる。
Ninja ZX-6R Slip-On R-11 サイクロン 1エンド EXPORT SPEC 政府認証
適合
09-12:600cc 東南アジア仕様、13:636cc 東南アジア仕様、19-20:国内仕様
価格
SM(メタルマジックカバー):10万5,600円
ST(チタンカバー):10万2,300円
STB(チタンブルーカバー):10万7,800円
※価格はすべて税込み
スペックデータ
近接排気騒音 | 93dB/6,250rpm (600cc 東南アジア仕様:09-12) 94dB/6,500rpm (636cc 東南アジア仕様:13) 92dB/6,750rpm (国内仕様) |
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加速走行騒音 | 81dB (600cc 東南アジア仕様:09-12) 81dB (636cc 東南アジア仕様:13) 82dB (国内仕様) |