フロントフォークの締結力アップがさまざまな変化をもたらす
近年のカスタムメニューとして注目株なのがアクスルシャフトの社外製への交換だ。では、なぜアクスルシャフトを交換するカスタムメニューが増えているのか?
フロントフォークは上部のプラケットと、下部のアクスルシャフトで左右を締結している。つまり正面から見るとロの字になっているわけだが、この構造は意外と変形しやすい。ブレーキングの応力などでも、わずかではあるが変形と元に戻る動きを繰り返しており、そのためフロントフォークが沈み込む動きをする際には、わずかに変形の影響でまっすくストロークせず、やや斜めに動くことがあるわけだ。
そこで、最下部の締結剛性を高めて変形を抑制し、サスペンションを本来の動きをさせるのが社外製の高剛性アクスルシャフトの役割。コウワが展開するブランド、KOOD(クード)はそのアクスルシャフトで高く評価されているが、その同社から2020年モデルのCB1300SF SPとCB1300SB SP用がラインナップに追加された。
ラインナップされたのはクロモリ製のフロント用、リヤ用、そしてピボット用の3種類。軸部を強化することでサスペンション系の動きを阻害する要因を取り除き、ブレーキ操作からフロントまわりの動きの違いがよくわかるという。3層のメッキ仕様なので防サビ・耐久性も追求した作りだ。
KOOD クロモリ アクスルシャフト
フロント・ピボット・リア
適合車種 | CB1300 スーパーフォアSP/スーパーボルドールSP |
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価格 | フロント:3万3,000円 ピボット・リア:4万4,000円 (価格はすべて税込み) |