基本性能をキッチリ押さえたスタンダードフロントフォークが登場予定
ナイトロンは各車種用リヤショックを多数展開していて、近年にはフロントフォークをリリースしている。NTF43コンベンショナルR3シリーズと名付けられた同社フロントフォークはレースシーンでも通用するハイクオリティな設計で、3ウェイダンピングアジャスターを採用するなど同社最高峰モデルとして君臨しているが、より広いライダーのニーズに応えられるようにと、ベーシックな性能を追求した新モデルを2020年夏にデリバリーを予定しているとのこと。
新モデルはR2シリーズの名前を冠し、レースユースを想定せず、ストリートのワインディングやサーキットでのスポーツ走行を楽しむユーザーに向けた設計を取り入れているのが特徴となる。ダンピンクアジャスターは2ウェイを採用し、スポーツ走行にとって必要十分なセッティング能力を備えている。
カラーバリエーションもクロームインナーチューブとブラックアウターチューブの1パターンのみを用意。社外製フロントフォークならではの存在感を意図的に抑えていて、さり気なく社外製フロントフォークを楽しみたい、という近年のニーズにも応えた格好だ。またシンブルな造形を採用することで旧車から最新モデルまで合わせやすいのも特徴といえるだろう。
基本的に車種専用品ではなく汎用品となるが、それゆえラインナップは豊富。全長は770㎜・800㎜・815㎜から選択でき、バネレートは8.0N/㎜から0.5N/㎜刻みで9.5N/㎜まで4種類を標準設定している。なお、順次車種専用キットも開発予定だとか。
価格もR3よりリーズナブルに抑えられているので、純正フロントフォークのチューニングや調整では不満を解消できないユーザーはまずファーストチョイスとして選択してもいいのでは?
NTF43 R2 Series
価格:26万4,000円(税10%込)
発売時期:2020年夏デリバリー予定