アクティブが展開するパーツブランド『ゲイルスピード』。アルミ鍛造ホイールを皮切りにフロント/リヤブレーキマスターやリヤキャリパーなどを発表していて、すでにワイヤー式クラッチホルダーも同ブランドからリリースされている。そのゲイルスピードのクラッチホルダーは赤ロゴ仕様のブラックと通常モデルの2タイプがリリースされているが、赤ロゴ仕様がこのたびモデルチェンジし、Elaborate(エラボレート)ワイヤークラッチホルダーキットとして生まれ変わった。
エラボレートという言葉は『精巧に作り上げる』『技巧的な』という意味を持つ。その名にふさわしく、同ブレーキマスター同様にアルミ鍛造材を限界まで切削し、無駄のないフォルムを追求。さらにガタつきを抑えて指の動きをクラッチ操作へとダイレクトに伝達させる高剛性も持たせているのが特徴だ。
レバー比やレバー位置の調整など、ゲイルスピードならではの機能面を持たせることで、ライダー個々のフィーリング向上を図るのは従来の仕様を踏襲している。
では従来モデルとの違いだが、まず取り付けがクイックリリースマウントの1点留めから2点留めになり、取り付け剛性を高めている点が異なる。その取り付けボルトもスチールからチタン製に変更されるほか、前述した切削工程が2Dではなく3Dになったことで、より軽量化を図りつつ、意匠面でも同社のこだわりが随所に盛り込まれているのだ。
基本的には汎用品という位置づけになるが、S1000RRのみはクラッチワイヤーのタイコ部分の大きさが異なるうえ、内蔵スイッチを装着する必要があるため専用品が設定されている。それ以外の車種(とくに国産モデル)に関しては特殊な設定がないため、車種専用品として設定する予定は今のところないとのことだ。
Elaborate ワイヤークラッチホルダーキット
価格:汎用品 4万8,000円(税抜) S1000RR 10-17用:5万5,000円(税抜き)
レバーレシオ:32/34mm・28/30mm