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アストンマーティン AMB001

高級スポーツ四輪メーカーとして知られるイギリスのアストンマーティンは、1950年代に一度閉鎖し、その後2013年にリニューアルしたブラフ・シューペリア(BROUGH SUPERIOR)と作り出したAMB001をEICMAで世界初公開した。これが両社のパートナーシップの最初の製品となる。

AMB01は100台限定のレース専用モデルで、アストンマーティンのデザインとフランス・トゥールーズでカスタムマシンを製作するブラフ・シューペリアエンジニリアングの技術が融合。車体はアストンマーティンのミッドシップカーからインスピレーションを受けて、同社のデザインチームが作り出したという。“軽量かつパワフルなスポーツバイク”というコンセプトに沿い、ダフルウィッシュボーン式フロントサスペンションやカーボン製リヤサブフレーム、チタン製インターフェースも使用されている。

外観はエレガンスで伝統的なアストンマーティンのレーシングカラーに身を包みつつ、空力特性も追求されている。レーシングモデルとしてシェイプされたその車体重量は乾燥で180kg。

また外観に関しては外装はすべてカーボン素材となるほか、シートは高級車のインテリアと同様に手作りされているのも高級四輪メーカーらしいこだわりといえるかもしれない。

エンジンは水油冷式8バルブDOHC V型2気筒・997㏄で、可変ジオメトリーターボチャージャーを採用。最大出力は134kW(180HP=約182ps)と公開されている。ターボは有効回転域を広範囲に設定していて、大トルクを発揮可能とのこと。

価格は10万8,000ユーロ(20%の付加価値税含む)なので約1,303万円! デリバリーは2020年第4四半期からの予定だ。

アストンマーティン AMB001
アストンマーティン AMB001

レース専用モデルというのが少し残念だが、曲線を活かしたデザインで、さすがは高級四輪メーカー製と思わせる優美な雰囲気を醸し出す

アストンマーティン AMB001
AMRスーパーカーから派生したAston Martin Wingsのロゴは、実はレーザーカットされた薄い金属シートから作られていて、ラッカー層に含まれて車体と一体感。高級車同等のこだわりを見せる
アストンマーティン AMB001
シートは本革で高品質の革とステッチは、ハンドルグリップ同じモノとなっている。レーシングモデルとはいえ製品づくりに対するアストンマーティンの考え方が反映されているのだ
アストンマーティン AMB001
Vツインにターボを採用するが、低慣性の最新のタービンを採用することで80年代のターボのようなラグを排除。レスポンスアップと大トルクによるライディングが楽しめるという


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