［東京モーターショー2019］センサー感知で負担を減らす座面可変式シートをテイ・エス テックが参考出展

東京モーターショー2019の展示品のなかから、カスタムピープルとして気になるものをピックアップして紹介する。

TS TECH HIGH PERFORMANCE SEAT

バイク4メーカーなどの純正シートを取り扱うテイ・エス テックは毎回ユニークな可動式シートを発表しているが、今回はセンサー内蔵式のハイパフォーマンスシートと題したシートを発表。これは着座した状態をセンサーで測定し、部分的にエアで反発力を高めたり弱めたりすることで体圧を分散。一部のみお尻が痛くなるという状態が低減されるという仕組みだ。ライダーごとの体格の差異や体重分布を測定するので、Aさんに最適なシートとBさんに最適なシートが1台で実現するということでもある。

実際に使用させてもらったが、測定時はマッサージ器に座っているかのよう。そして調整時間が終わると、座っていることに負担を感じない不思議なシートに早変わり。そのまま左右に軽く荷重移動させても、ちょうどよさが追従してくることに驚いた。

さらにシートは結構熱くなったり、逆に冬季は冷えて下半身が辛いこともあるが、タンデムシートとの間に送風によるベンチレーション機能を持たせて冷暖房効果を持たせている。これも自動制御されていて、快適なライディングを実現するという。

市販は予定されていないが、シートの座り心地は今後センサーにより自動化されるのかも!?

展示場所

南展示棟4階　南4ホール　S4202