充実のコンプリートマシン群
同社ではカスタムで人気となっている車種や、美藤氏が評価する車種を中心にコンプリートマシンを製作している。これらは同社が実際に車両を所有してパーツを開発し、実走テストも行なって得られたデータをもとに製作されている。美藤氏が重視するのはバランスであり、その車両が持つ走行性能をさらに高めた仕様となっている。
同社コンプリートマシンはカワサキ車が中心となっているが、ホンダやスズキの車両も用意されている。もちろん、コンプリートマシン製作の際にはこれらをベースとして予算に合わせた仕様変更などにも対応してくれる。ベース車両は持ち込みや同社にて探してもらうことも可能だ。
CUSTOM MACHINE
KAWASAKI Z1
JBパワーのチタン手曲げ4-1集合が目を引くが、注目は全体のバランスのよさ。前後18インチでフロントフォークはφ38㎜、JBパワーのスイングアームを装着している
KAWASAKI Z1000MkⅡ
空冷Z系は純正のホイールサイズに近い前後18インチをビトーR&Dでは薦めており、このZ1000MkⅡもマグ鍛の18インチを装着。フロントフォークはJBパワーKYBのφ38㎜を採用
KAWASAKI Z1000R
足まわりはZ1000MkⅡと同じく前後18インチ、フロントフォークはφ38㎜となる。スイングアームはアルミスイングアームで、エンジンは1,197㏄へボアアップされている
KAWASAKI ZZR1100
空冷Z系はマグ鍛JB1を装着していたが、ZZR1100では前後17インチのJB3を装着している。フロントフォークやスイングアームは純正ベースでバランスを重視した仕様となっている
KAWASAKI ZEPHYR750
カスタムベースとしても人気のゼファー750は796㏄へとボアアップし、キャブレターはビッグボディのケーヒンFCRφ35㎜を装着。前後18インチで操る楽しみを味わえる仕様だ
KAWASAKI ZEPHYR1100
ゼファー1100も前後18インチとしているが、今風なデザインとなるJB4を合わせているのが特徴だ。フロントフォークにはφ41㎜を採用し、大柄な車体ながら軽快な走りが楽しめる
HONDA CB1300SF
車体が重いCB1300SFはマグ鍛JB4やチタンマフラーで軽量化し、軽快な走りを楽しめる仕様としている。フロントフォークにはφ41㎜、リヤショックにはナイトロンを採用
HONDA CB1100R
希少車CB1100Rは純正然としたマグ鍛JB1ゴールド、18インチをはじめ、JBパワーKYBの前後サスペンションで足まわりの強化を行ない、大人が楽しむ仕様とした
SUZUKI GSX1100S KATANA
根強い人気のGSX1100Sカタナも見た目や乗り味のバランスもいい前後18インチを提案。フロントフォークはJBパワーKYBのφ38㎜を合わせている。エンジンは1,258㏄としている
SUZUKI GSX-R1100
GSX-R1100はエンジンを1,316㏄までボアアップし、かなりパワフルなエンジン特性としている。足まわりはマグ鍛を中心にブレーキの強化がポイントとなっている
KAWASAKI ZX-10R
スーパースポーツモデルでは軽量なマグ鍛ホイールへの換装は大きな変化を感じることができるはず。ZX-10Rは足まわりでもブレーキを中心としてポテンシャルアップを図っている
KAWASAKI ZRX1100
美藤氏が、これから人気が出ると予想するのがこのZRX1100。もともとエンジンのパワーはあるため、足まわりを中心にカスタムし、操る楽しみを味わえる仕様としている
※本記事はカスタムピープル182号(2018年8月号)掲載記事を再編集したものとなります。とくに断りがない限り、時系列は記事製作当時のものとなります