スポーツ性を大きく左右するブレーキパーツも続々開発中
ゲイルスピードは、アクティブの世界戦略を担うブランドだ。2002年よりアルミ鍛造ホイールの生産を開始し、現在はホイールのほかにブレーキパーツを生み出している。マスターシリンダーやブレーキディスク、そしてブレーキキャリパーも開発している。
マスターシリンダー(F)
マスターシリンダー(R)
ブレーキローター
リヤキャリパー
「弊社ブランドであるゲイルスピードは、国内のみならず、世界へと展開していくブランドとしてとらえていて、そのために世界GPなどにもパーツを供給しております。おかげさまで欧米のみならず、アジア圏でも売り上げは好調で、同市場の動向からも目が離せません。サスペンションのハイパープロは、特異なスプリング特性を活かして、ストリートに特化した製品を開発しております」
同社の国内工場には2基のマシニングセンタと1基の旋盤を設備しており、ホイール、マスターシリンダーの加工を行なっている。また、ベトナムにも工場を設立し、4基のマシニングセンタ、2基の旋盤が稼働している。プレスや曲げ、溶接に関しては現在外部業者に委託しているという状況だが、いずれは自社で行なえるよう、設備投資にも意欲を見せる。
バイクをめぐる環境が刻々と変化を続けるなか、カスタム業界にも変化は訪れており、西山氏もそんな変化を身をもって感じている。
「カスタムを愛好するユーザーが高年齢化するとともに、派手ではなく、落ち着いた見た目の製品が好まれるようになってきました。そんななか、機能がしっかりしていることはもちろん、その製品の本質が明確なモノだけが今後も生き残っていくと思っています。そういった製品作りを続けていくことで、弊社を応援していただいているユーザーさまからもご支持をいただけると思っています」
時代が変われど、機能と質を最優先したアクティブの製品作りは今後も続く。