近年は活躍の場を拡大
空冷Z系モデルを中心としたレストアやカスタム、そしてリプロパーツで一躍パーツメーカー、カスタムビルダーとしての地位を築き上げたドレミコレクション。その一方で、最近では高年式モデル向けの外装パーツなどを中心に力を入れており、Z900RSが発表された2017年の東京モーターショーでは、川崎重工業の依頼で”Beyond Z”をテーマに、カスタムビルダーの一社としてZ900RSのカスタマイズモデルを発表した。このように空冷Zでつちかってきたノウハウをもとに、新たなカスタムシーンでの活躍が広がっている。
飛燕を落札
2017年、各種ニュースでも話題となったのが第二次世界大戦で川崎航空機(現在の川崎重工業)が生産した戦闘機、飛燕(ひえん)こと三式戦闘機がオーストラリアからインターネットオークションに出品され、それを武氏が落札したことだ。武氏は現在、機体の完全復元を目指して奔走しており、少しずつではあるが前進しているとのこと。「反響も大きく、当時を知る人から激励もいただいていますので、なんとか飛行機然とした形にはしたいと思っています」。なお、購入した機体の一般公開などは行なっていないとのこと。
CUSTOM MACHINE
KAWASAKI Z900RS
東京モーターサイクルショーでドレミコレクションのブースで展示されていたZ900RSカスタム、Z1-style Ver.2018は、2017年の東京モーターショーモデルからタンク形状を変更し、よりZ1スタイルに近づけている。ビキニカウルを追加するほか、マフラーは要望が多かったという4本出しのメッキモデルを装着する
KAWASAKI ZEPHYR750
ゼファー750をZ750FXに変身させるFXタイプタンクセット。スチールタンクのほかにサイドカバー、テールカウル、そして3種のパターンシートもセットになった外装一式となっている。このほかにもFXタイプのウインカーなど、純正同形状のモノから、マフラーなどは集合管などがラインナップされている
KAWASAKI ZEPHYR1100
2016年の東京モーターサイクルショーで話題となったのがゼファー1100の外装キットKRエディションだ。82年の世界耐久選手権で活躍した耐久レーサー、KR1000を完全再現した外装キットとなる。なお、17年の東京モーターサイクルショーではZRX1200ダエグ用キットも発表している
HONDA CB1100
ドレミコレクションは2016年の東京モーターサイクルショーで、CB1100をCB1100Rにする外装キットを発表して話題となる。会場に訪れた人のなかにはレストアしたCB1100Rと間違えた人も多かったが、それもそのはずで、外装はすべてCB1100R純正車両にそのまま装着が可能なクオリティーなのだ
※本記事はカスタムピープル183号(2018年8月号)掲載記事を再編集したものとなります。時系列はとくに断りがない限り、記事製作当時のものとなります